アンチエイジング効果が期待できる飲み物5選
アンチエイジング効果が期待できる飲み物を、入手が簡単なものを中心に5つ紹介します。それぞれの、含有成分や効果を期待できる理由。摂取する際の注意点を見ていきましょう。
普段、飲み物はジュースや炭酸飲料が多いという人は、どれか1つでも習慣にしてみては如何でしょうか。
アンチエイジングにオススメの飲み物
乳酸菌飲料
腸内環境の乱れは、美容にも悪影響を与えます。便秘になると、ニキビや吹き出物に悩まされるといった経験が、一度や二度はあるのではないでしょうか。
そして、腸内環境が悪化すると、様々な有害物質がつくられます。そのなかには、老化の原因となる活性酸素も含まれています。
普段から乳酸菌飲料を飲むようにすると、腸内で善玉菌が優位の状態を保ちやすくなるため、老化の原因物質の発生を防ぐとともに、腸が原因の肌トラブルを防ぐことが出来ます。
注意点
頻繁に飲む場合は、無糖のものを選びましょう。糖分の摂り過ぎは老化を加速させる原因になります。ピルクルやマミーも乳酸菌飲料ですが、糖分が多いので注意しましょう。
豆乳
豆乳に含まれる大豆イソフラボンは、抗酸化作用があるほか、女性ホルモンのエストロゲンと同じような働きをし、ホルモンバランスを整えてくれます。
生理前に肌トラブルが増えるように、ホルモンバランスの乱れは、肌荒れなどの原因になります。
また、加齢によって低下する女性ホルモンの分泌を、イソフラボンで補うことで、肌の弾力やハリが失われるのを防ぐことが出来ます。
注意点
大豆イソフラボンは摂取上限値が1日75mgと定められています。過剰摂取は、逆にホルモンバランスを崩す原因となります。
メーカーによって異なりますが、調整豆乳200mlのイソフラボン含有量は、およそ40mg。意外と簡単に上限値を超えてしまうため注意しましょう。
緑茶
緑茶には強力な抗酸化作用を持つカテキンが含まれているほか、ビタミンCも豊富です。
また、脂肪燃焼を促す働きがあるなど、アンチエイジングや美容にとって心強い飲み物です。
注意点
緑茶にはカフェインが100mlあたり約20mg含まれています。適切な摂取量は1日400mg程度とされているので、2Lペットボトルをグビグビ飲むような飲み方をしてはいけません。
ココア
ココアには、高い抗酸化作用を持つカカオポリフェノールが含まれています。
また、腸内の善玉菌を増やしてくれるリグニンという成分も含有しているため、アンチエイジングと同時に便秘解消や腸内環境の改善にも役立ちます。
注意点
ココアには100mlあたり約30mgのカフェインが含まれています。緑茶以上に多いので、やはり飲み過ぎには注意が必要です。
また、頻繁にココアを飲む場合は、インスタントではなく、純ココア(無糖ココア)を買い、自分で作るようにしましょう。
コーヒー
コーヒーには、クロロゲン酸というポリフェノールが含まれています。このクロロゲン酸は、抗酸化作用があるだけでなく、脂肪を燃焼させる働きがあるため、ダイエットサプリにも配合されている成分です。
アンチエイジングだけでなく、年齢を重ねて脂肪が落ちにくくなったという悩みに対しても効果的です。
注意点
ご存知の通りコーヒーはカフェインの多い飲み物です。ドリップコーヒーで100mlあたり90mg。インスタントで、100mlあたり45mg含有しています。
また、ブラック以外の缶コーヒーは糖分が多いため、缶コーヒーを飲むなら無糖を選びましょう。
水分補給の基本はミネラルウォーター
アンチエイジングに良い5種類の飲み物を紹介してきましたが、上記で紹介した、お茶やコーヒー、ココアには利尿作用があります。
老廃物の排出や、むくみの解消といったメリットはありますが、水分補給という意味では適していません。
水分補給はミネラルウォーター(水)が一番です。ここで紹介した飲み物は、水分補給のためではなく、食後のひとやすみや、ティータイムに飲みましょう。
カフェインは摂り過ぎなければ悪いものではない
カフェインは健康にとって良くないもの。というイメージを持っている人も多いでしょう。しかし、健康な人が、適量を守って摂るのであれば、メリットもたくさんあります。
- 覚醒作用(眠気防止)
- 集中力の向上
- 疲労感の軽減
- 利尿作用
- 鎮痛作用
- 脂肪燃焼の促進
眠気覚ましのコーヒーは有名ですし、最近では運動前のコーヒーが、脂肪燃焼を促す働きも注目されています。
カフェイン摂取の目安
日本の食品安全委員会は、カフェインの摂取許容量について、特に上限を定めていません。
しかし、食品安全委員会が調査した、海外のリスク管理機関等の状況をまとめた資料によると、身体に悪影響を及ぼさない量は下記のように記載してあります。
- 健康な成人の1日当たりの最大摂取量は400mg/日(コーヒーをマグカップで3杯程度)
なるべくカフェインを避けるべき人
- 妊活中(妊娠を望んでいる人)
- 妊娠中
妊活中のカフェインは、身体の冷やす作用により、子宮の働きを低下させてしまいます。また、研究によっても妊娠率や着床率を下げてしまうのが確認されているので、妊娠を望んでいる場合は避けた方が良いでしょう。
また、妊娠中はカフェインによって胎児の発育が阻害される可能性が示唆されています。そのため、上記に該当する場合は、カフェインの摂取は控えるようにしましょう。