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魚に含まれるアンチエイジング成分と美容にオススメの魚7選

魚にはアンチエイジングに効果的な成分が豊富に含まれています。

よく、肉より魚の方が健康に良い。と言いますが、美容にとっても、それは同じです。なぜ、魚がアンチエイジングに良いのか。どんな魚を食べれば効果的なのかを、詳しく解説していきます。

普段、肉ばかり食べている。という人は、魚の魅力的な栄養や成分を知ることで、食べる機会を増やして貰えればと思います。

魚に含まれるアンチエイジングに良い成分

  • アスタキサンチン
  • DHA・EPA
  • フィッシュコラーゲン
  • グルタチオン

アスタキサンチン

化粧品の成分としても有名なアスタキサンチンは、食べても効果を発揮してくれる強力な抗酸化成分です。食品から摂る場合は、魚介類や甲殻類に含まれています。

ビタミンEの1,000倍ともいわれる抗酸化力で、活性酵素を抑制。細胞の老化や、紫外線による光老化を防いでくれます。

アスタキサンチンは赤色の色素ですが、赤身の魚に必ず含まれているワケではない点は注意が必要です。

アスタキサンチンを含む食品

鮭(サーモン)、イクラ、オキアミなど

DHA・EPA

魚油に豊富に含まれているDHA・EPA。血液のサラサラ効果で注目されていますが、美容にとっても嬉しい効果が色々あります。

  • 女性ホルモンのバランスを整える
  • 抗炎症作用による肌トラブルの予防、改善
  • 肌の代謝を促しターンオーバーにスムーズにする
  • 血行促進

お肌の調子に大きく関わる女性ホルモン。30代を境に減少し始めますが、DHA・EPAなどのオメガ3脂肪酸を摂ることで、女性ホルモンの減少を食い止めることが出来るといわれています。

また、DHA・EPAには、炎症を抑えたり、肌の代謝を促す働きもあるため、肌トラブルの予防・改善にも効果的です。血行を促す働きもあるため、目のクマの解消。肌の代謝が高まることによる、シミやくすみの悩みにも有効です。

フィッシュコラーゲン

多くの美容ドリンクなどに配合されているフィッシュコラーゲン。名前の通り、魚の皮や鱗に含まれているコラーゲンです。

豚や鳥などの動物由来のものと比べて、身体への吸収率が高いのが特徴です。

また、一般的に鱗由来のコラーゲンよりも、魚皮由来のものの方が、効果が高いと言われています。サプリでは、安価な鱗由来のコラーゲンが使われることが多いですが、食事で食べる場合は、皮からのコラーゲンが摂れます。

グルタチオン

人間の皮膚にもともと存在する成分ですが、コラーゲンやヒアルロン酸などのように、加齢とともに減少します。グルタチオンは、魚なら真鱈に多く、野菜や牛レバーなどにも含有しています。魚でしか摂れないワケではありません。

しかし、強力な抗酸化作用を持ち、シミの予防効果で注目されているため、敢えて取り上げました。ちなみに、美容外科クリニックでは、最強の美白点滴として、このグルタチオンが用いられています。

グルタチオンを含む食品

ほうれん草、キャベツ、ブロッコリー、真鱈(マダラ)、赤貝、牛レバーなど

アンチエイジングのために積極的に食べたい魚7選

上記で紹介した、アスタキサンチンやDHA・EPAだけでなく、魚にはビタミンやミネラルも豊富です。栄養を無駄にしないことを考えるなら、お刺身など生食が一番ですが、色々な調理法で飽きないように食べることも大切です。

肉に偏りがちな人は、まずここで紹介する7種類の魚を中心に、意識して食べてみては如何でしょうか。

鮭(サーモン)

鮭の特徴的なオレンジのような色は、豊富に含まれるアスタキサンチンによるもの。強力な抗酸化作用があるので、アンチエイジングには欠かせない成分です。

また、鮭の皮にはコラーゲンも含まれているので、加熱調理する際は、皮まで食べると美容に効果的です。

スーパーで手軽に買えて、値段も高くありません。そして何よりも鮭は調理も簡単です。期待できる効果を考えると、最高のコスパを誇る食材です。

鰯(イワシ)

イワシは、DHA・EPAをはじめ、ビタミンD、カルシウムが非常に豊富な魚です。コエンザイムQ10の含有量もトップクラス。

また、イワシに多く含まれているメチオニンは、体内でシステインを合成する材料となります。このシステインは、ハイチオールCなどに配合されている美白成分です。

イワシの刺身は、スーパーでいつでも買えるものではありません。イワシの油漬け(オイルサーディン)や缶詰を利用するのが手軽で便利です。

鰹(カツオ)

DHAとEPAが非常に豊富で、血合いにはビタミンB12や鉄分がたくさん含まれています。

タンパク質が多く、脂質が少ないため、ダイエット中にもオススメです。

また、カツオのタンパク質に含まれるヒスチジンには、脂肪の燃焼促進と、食欲抑制の効果があることから、ダイエット成分として注目されています。

鯖(サバ)

青魚の中で、ダントツにDHAとEPAの含有量が多い魚がサバです。また、ビタミンB2、B6、B12。ビタミンDが豊富です。

ビタミンB2は、皮膚や粘膜の健康に欠かせない栄養素。ビタミンB6はタンパク質の代謝をスムーズにし、皮膚や粘膜、髪、爪などの健康に関わります。

サバを手軽に食べるなら、一時ブームになったサバ缶(サバの缶詰)がオススメです。味噌煮の缶詰なら調理の手間もありません。

秋刀魚(サンマ)

サンマはDHA・EPAが豊富なだけでなく、様々な種類のビタミンが含まれている魚です。

皮膚や粘膜の健康を保つビタミンAや、抗酸化作用のあるビタミンE。細胞の再生や、皮膚の成長、粘膜の保護に役立つビタミンB2など、美肌にとって欠かせない栄養素の宝庫。

また、サンマのわた(内臓)には、ビタミンAの一種のレチノールという成分が豊富です。このレチノールは、真皮のコラーゲンを増やしたり、傷ついたエラスチンの修復作用があるなど、アンチエイジングには心強い成分です。

サンマは、大根おろしと一緒に食べると、栄養の吸収率が高まります。サンマを食べるときは、大根おろしを添えて食べましょう。

平目(ヒラメ)

高タンパクで低カロリーなので、カロリーを気にする女性に嬉しい魚です。また、ヒラメにはセレンというミネラルが豊富に含まれています。

このセレンは、身体を酸化から守る酵素(抗酸化酵素)の合成に必要なので、アンチエイジングには大切な栄養素です。

そして、ヒラメのエンガワ部分は、コラーゲン、エラスチン、コンドロイチンなど、アンチエイジング成分が凝縮されています。

高級魚なので、手軽に食べられる魚ではありませんが、お寿司屋さんなどに行くときは、意識して注文してみては如何でしょうか。

鮪(マグロ)

DHAがダントツに多く含まれているのがマグロ。もちろんEPAも豊富です。赤身部分は、低カロリー高タンパクなので、ダイエット中のタンパク源としても適した魚です。

肌荒れの解消に効果のあるビタミンB6や、むくみを改善するカリウム。貧血予防としての鉄分など、女性に嬉しい栄養素が含まれています。

マグロのお刺身はスーパーで手軽に買えますし、DHAやEPAはツナ缶からも摂ることが出来ます。

まとめ

如何でしたでしょうか?

魚は、良質なタンパク質で、ビタミンやミネラルも豊富。そして、アンチエイジングに効果のある成分も、たっぷり摂ることができます。

もちろん、肉には肉の魅力がありますが、普段魚をあまり食べないという人は、少し魚の比率を増やしてみて下さい。

魚は料理に手間がかかるイメージを持っている人もいると思いますが、お刺身なら調理不要ですし、鮭はフライパンで焼くだけでOK。イワシやサバなどは缶詰もたくさん市販されています。

美容やアンチエイジングに嬉しい成分を、魚から美味しく補給していきましょう。